仮想クランプとは

仮想クランプで手間とコストを削減

3D測定ソフトウェアの仮想クランプは、部品のクランプをシミュレートし、フリー状態の実部品データを使用してクランプ状態を計算することができます。このステップはZEISS INSPECTのワークフローに完全統合されており、実績のあるソフトウェアインターフェースを離れることなく実行できます。

仮想クランプのメリット

仮想クランプのメリット

仮想クランプを活用することで、固定治具のコストを削減できます。個々のプロセスステップのために複数の固定治具を設計・製造する必要はもはやありません。表面全体に自由にアクセスして測定できます。ユーザーによる影響を大幅に削減した信頼性の高い試験結果が得られ、より高い再現性が達成できます。

熱間成形部品を簡単に測定

汎用的なセットアップとScanBox 3D測定機を使用することで、個別の固定治具をなくし、生産工程を加速することができます。

熱間成形部品を簡単に測定

ハングオン部品のための仮想クランプ

部品の測定を4つの支持ポイントがある機械的固定冶具上で行う際には複数回にわたる測定ループが必要ですが、仮想クランプのテクノロジーを使えばこのループを回避できます。

さらに広がる可能性

ZEISSの3D測定ソフトウェアの仮想クランプモジュールにより、自動車のドアやフラップなどの付加部品にも仮想クランプの応用範囲を広げることができます。さらに、フリー状態とクランプ状態の両方を1つのレポートページに表示できるため、2回測定する必要はありません。

空気圧式固定治具

ZEISSは、ユーザーが部品(特にシートメタル部品)をフリー状態で配置して、その後の仮想クランププロセスの準備ができるよう、重力補正用の汎用空気圧式装置を開発しました。

さらに充実したZEISS INSPECTの機能

ZEISS INSPECTの代表的な機能を分かりやすくまとめました: CADインポートから各種検査、レポートまで。もうご存知ですか?