ワーク温度の記録と調整
ツァイスの温度センサとTEMPAR active
温度インタフェースを利用して、ワークの温度を簡単に取得し、CMMの温度補正機能を使用することができます。TEMPAR activeはワークの温度を積極的に監視し調整します。これにより、温度調整にかかる時間が短縮します。
温度の自動検出
温度インタフェースデジタルとアナログ温度センサを用意しています。これらのセンサはパレットに搭載することもできます。パレットの交換時に温度が自動的に測定されるため、セットアップ時間が短縮されます。ご使用の測定機での互換性とインタフェースを確認してください。
ワーク温度の積極的な調整
TEMPAR active
ワークが適切な測定温度に達するまでにはしばらく時間がかかります。 TEMPAR activeは、ワークの温度を監視するだけでなく、調整も行います。ワークが目標の温度に達すると、コンソールを通じて通知されます。そのため、最適な温度になるまでただ待つことがなくなります。また、ワークをできるだけ早く冷やすように措置できます。TEMPAR activeにご興味がおありの場合はお問い合わせください。
ワーク温度の重要性
目視では確認不可温度が上昇すると、ほとんどのワーク材料は膨張して形状が変化し、結果として測定結果に影響を与えます。長さ1メートルのワークの温度が20°Cから21°Cに上昇したとしましょう。鋼製のワークの場合、この変化でワークは11 µm大きくなります。長さ1メートルのワークの温度が20°Cから21°Cに上昇したとしましょう。鋼製のワークの場合、この変化でワークは11 µm大きくなります。アルミニウム製のワークの場合、全体で24 µmと、さらに大きくなります。 しかしワークは、特に機械加工中、保管時、さらにはクリーニング時に温められる可能性があります。したがって、ワークの温度は、測定室の温度と正確に同じ、つまり20°Cでなければならないことを覚えておいてください。