グローバルに展開するアクセス&セキュリティソリューションメーカーのドルマカバは、極めて高精度で耐用年数の長いアクセス&セキュリティソリューションのプロバイダーとして高く評価されています。自社製品の品質を確認する上で、同社はZEISSの測定機器とサービスを頼りにしています。
ドルマカバはZEISSの測定サービスを頼りにしています
課題: フィッティング精度の最大化
何千何万というドルマカバ製の開閉システムが、全世界の空港、コンベンションセンター、ホテル、スポーツ競技会場や病院で使用されています。「当社の成功は、類い稀なエンジニアリングと優れた品質の賜物です」ドルマカバで測定技師として働くヨルグ・ヴァールテールは説明します。ドイツのエナペタルに位置する同社の拠点では、主にセキュリティ部品が製造されています。すべてのシステムが滞りなく作動するには、品質とフィッティングが完全に正確である必要があります。「私たちのお客様は、ドアを10万回以上開閉した後でも製品が一切の問題なく機能するという確証を求めています。これは、個々のメカニズムが完璧に相互調整されていなければ不可能です」とヴァールテールは言います。ドルマカバにとって、これはたやすいことではありません。同社は大幅にカスタマイズ可能な非常に複雑な製品を提供しているからです。「このような高い品質基準を維持するには、常に測定ソリューションを強化していく必要があります」とヴァールテールは付け加えます。
ソリューション: ハードウェア、コンサルテーションおよびサービス
ドルマカバは部品の多くをサプライヤーから購入しており、 部品が入荷する度に生産現場で検査が行われます。ドルマカバはさなざまなシステムを用い、大量の部品のあらゆる寸法、形状、そしてその他の必要な特徴を正確に測定しています。ヨルグ・ヴァールテールは測定所のZEISS PRISMOを指し示します。「とても高品質でプログラムしやすい機械なので、当社ビジネスに最適な選択肢です」 ヨルグと同僚たちは、輪郭と粗度を測定するZEISS DuraMaxおよびZEISS Surfcomも使用しています。最初のサンプリングに加えて、同社のラインで働く測定技師にとっては、無作為サンプリングも日常業務の一部です。ヨルグ・ヴァールテールはまた、新たに考案された最新のイノベーションが生産および測定可能なものかどうかも確認します。多種多様な測定仕事に圧倒されてしまうことがあれば、彼はいつでも近隣都市ケルンに位置するZEISS測定センターに助言と助けを求めることができます。
測定レポートの解釈だろうと、新しい検査方法の評価だろうと、助けが必要な時はいつでもZEISSの測定専門家に連絡し、助言を仰ぎます"
Jörg Waltherr, measuring technician at dormakaba
メリット:すぐに使える幅広いサービス
既存の測定機器の調整から、社内では対応できない困難な測定作業の実施、さらには新しい検査方法の評価まで、ケルンの専門家たちはノウハウと柔軟なサービスの提供を通じてドルマカバのような企業を長年に渡ってサポートしてきました。例えば、複雑な部品もドルマカバが必要とする深さと詳細さの度合いで測定できます。ヨルグ・ヴァールテールは、CTスキャナーまたは縞投影を用いての最新イノベーションの測定もZEISSに依頼します。ドルマカバ社内では、これらの測定方法には対応していないからです。ヴァールテールにとっては、ZEISS測定センターの距離的な近さも大きな意味を持ちます。「移動に丸一日かけることなく、特別トレーニングやその他のイベントに参加することができます」
スイスに本社を持つドルマカバグループは、ドアおよび建物や部屋への安全なアクセスに関連する商品とソリューションの包括的なポートフォリオを提供しています。ラインナップには、施錠システム、完全にネットワーク化された電子アクセスソリューション、物理的アクセスおよび自動ドアシステムの他、ドアヒンジ、接続部品、ドアクローザー、ストッパー、時間および企業データ記録、安全性の高いホテルロックなども含まれます。