その機能を特徴づける特許MALS技術により、リアルタイムオールインフォーカス画像観察を可能にした画期的なデジタルマイクロスコープです
焦点深度の浅い従来からの光学顕微鏡は、試料にフォーカスが合っていない部分を残すため、観察部位の特徴を捉えていない、使用者の疲労を誘うなどの弊害から不完全な検査作業をもたらすリスクがあります
ZEISS Visioner1 は、光学顕微鏡による検査及びデータ保存の世界に革命をもたらします。特徴的なマイクロミラーレンズシステム(特許MALS技術)により、リアルタイム3Dオールインフォーカス画像を可能にします
リアルタイム拡張フォーカス(EDoF)
リアルタイム拡張フォーカス機能は、顕微鏡のすべての焦点位置を瞬時に合成し、試料のすべての焦点を一つの画像として表現します
従来の顕微鏡では画像ソフトを使用して拡張フォーカス画像を作成する場合、複雑な作業と時間を要するものでした。
ZEISS Visioner1は、そうした作業を行うことなく、リアルタイムに3D試料の全領域に完全に焦点の合った画像を構築します
他に例を見ない特徴的なマイクロミラーレンズシステム(特許MALS技術)だけが、リアルタイム拡張フォーカスを可能にします
光学画像を再構築する
マイクロミラーレンズシステム技術(特許MALS)
最大69mmの高低差を持つ試料に対してリアルタイム拡張フォーカス機能を持つ特許MALS機能は、複雑で時間を要するソフト操作を必要としない効率的な光学検査を可能にします
リアルタイム拡張フォーカス機能を持つ特許MALSシステムは、異なる曲面を持つバーチャルレンズにより捉えられた異なる焦点位置の試料各平面画像を再構築し、3D画像として表現します。これは、個々のマイクロレンズが瞬時にその方向を変えて取り込んだ画像を協調性のある方法により再構築することにより可能となります
この画像再構築のためのバーチャルレンズの超高速フォーカシング機能が、リアルタイムオールインフォーカスを可能とします
ZEISS Visioner 1 特許MALS 技術
- モニター画面上100倍を超える倍率においてリアルタイム拡張フォーカスが機能します
- 最大69mmまでの高低差試料のリアルタイムオールインフォーカス観察が可能となります
- フラットパネル上に曲面に反射マイクロミラーが配列されています
- 個々のマイクロミラーは100x100μmのサイズです
- 個々のマイクロミラーは、光学表面から様々な曲面に回転及び移動して瞬時に画像を捉えます
- Zトラッキング、フォーカス調整は不要です
様々な画像観察機器の中で最速の画像の可視化及び画像保存
ZEISS Visioner1 は、画像の簡単可視化及び画像保存だけの機能ではなく、リアルタイム拡張フォーカスが、観察検査などの作業の効率化を可能にします
人間工学に適合した作業環
境が、作業性を改善します
作業者の目の疲れを最小限に抑え、両手を顕微鏡操作に煩わされることなく検査プロセスに集中できることから作業性が大幅に改善されます
観察対象試料の全体像を常に観察でき、モニター上にオールインフォーカスされることから、検査工程が日常生活の延長線上のように自然な感覚で作業することができます
アプリケーション例
特許MALSテクノロジーにより、オールインフォーカスの立体画像が観察できます