運転とモビリティ

リラックスした運転を可能にします。

ZEISS DriveSafe Lensはなぜ自動車の運転のストレスを軽減し、安全性を向上させるのでしょうか。

2022年 4月 11日
  • リラックスした運転を可能にします。

車の運転 - 趣味という方も多いですが、一方では生活のためには必要不可欠なものでもあります。しかし研究によると、特に雨や霧や霞の日、夜明けや夕暮れなどの視界が悪い条件下では、多くの方が自動車の運転に不安を感じ、緊張し、ストレスに悩まされている、ということがわかっています。車の運転には、良好な視界は安全と事故防止の観点からも不可欠です。視界が悪いと私たちは疲れやすくなり、反応も鈍くなります。良い視界を得るためにドライバーが本当に必要とするものは何でしょうか?運転用メガネはどのような要件を満たさなければならないのでしょうか?ZEISSでは、このテーマに細かく取り組みました。

車の運転にとって、良い視界はどの程度重要なことでしょうか?どのような問題が発生する可能性があるでしょうか?

1. 悪天候、夜明けや夕暮れ、あるいは夜間に、視力低下に直面することがあります。

これは、かつて「夜盲症」と呼ばれることもあった症状で、多くの人が薄暗い中、あるいは夜間の運転を避ける原因となっています。暗闇、あるいは薄明かりや雨や霧や雪など、光の乏しい天候条件で運転をする時、私たちの目は全く違うニーズがあることがその理由です。瞳孔が大きくなると、日中の縮小した瞳孔に比べ、焦点が合わせにくくなります。そのことに起因する典型的な症状は、距離判定能力が低下し、不安やストレスを感じることです。

これは、光の乏しい環境で運転する時、もっと距離を正確に判断できるようにサポートしてくれるレンズを必要としていることを意味します。

2. ぎらつきによって引き起こされる視界の問題

路上では、多くの方が対向車のヘッドライト、道路照明や反射を不快に感じます。瞳孔が大きくなっている夜明けや夕暮れ時あるいは夜間の運転では特に強く感じられる現象です。路上で認識されるぎらつきは、最近の自動車の照明技術、特にLEDとキセノンHID光源と強い関連がある、と市場調査でも科学的にも裏付けられています。このことは、自動車の運転をより快適で安全にするために目を適切にぎらつきから守らなくてはならないことを意味します。ZEISS は、様々なタイプのぎらつきに対してドライバーがどのような反応を示し、レンズコーティングがどのような形で問題を軽減できるか、調査しました。

3. 素早く動く目の動きに起因する視界の問題

3. 素早く動く目の動きに起因する視界の問題

FKFS*研究所がZEISSの依頼で実施した測定では、私たちは全運転時間のほぼ97%は遠くを見ている、ということです。これは確かに大きな数値です。しかし、私たちの目には、他にも果たさなくてはならない役目があります。遠方のものを見た後で、素早く焦点をダッシュボードに移したり、バックミラーやサイドミラーに移したり、また視線を道路に戻したりしなくてはならないのです。若いドライバーにとっては通常ほとんど問題にならないこのことですが、35~40歳を過ぎた頃から、目の順応力は低下し、焦点を異なる距離に素早く合わせることができなくなってきます。私たちはこの不便を克服するために、例えば遠近両用レンズのような特別なレンズを必要としています。運転するためには、遠近両用レンズの中間および遠用ゾーンは、目の前の道路とダッシュボードの間で頭をほとんど動かすことなく素早く焦点を合わせられるように、広くなくてはなりません。ZEISSは、運転中の目の動きを非常に細かく分析しています。1

どんな場面でも使える一組

メガネ装用者の72%**は、夜間に最適な視界を提供するメガネがほしいと思っていますが、同時に常用でも使用したいと思っています。2

三つの望みを叶えるひとつのメガネZEISS DriveSafe Lens

ZEISSでは上述のすべての観点を新しいZEISS DriveSafe Lensに盛り込み、これまで視界が悪いために不快感を感じてきた頻繁に車を運転する方にも適した常用レンズを創造しました。そしてもちろん、単にドライブをもっと楽しめたらよい、と望んでいるすべてにお使いいただけます。

ZEISS DriveSafeのソリューション

  • 明るい環境…明所視 小さな瞳孔 焦点深度は深く、リラックスして空間認識できる

    明るい環境…明所視 小さな瞳孔 焦点深度は深く、リラックスして空間認識できる

  • 真っ暗な環境…暗所視 大きな瞳孔 焦点深度は浅い

    真っ暗な環境…暗所視 大きな瞳孔 焦点深度は浅い

  • 薄暗い環境…薄明視 変動する瞳孔サイズ 焦点深度が変化する厳しい条件

    薄暗い環境…薄明視 変動する瞳孔サイズ 焦点深度が変化する厳しい条件

ソリューション その1:ZEISS ルミナンスデザイン テクノロジー

ZEISS DriveSafeは、暗がりでの瞳孔のサイズを考慮し最適化されたメガネレンズ設計となっています。単焦点レンズと遠近両用レンズそれぞれのためのレンズデザインがあります。結果として、暗がりの中で運転するときでも視界が改善されます。

まぶしさや反射など光に起因する障害を低減

まぶしさや反射など光に起因する障害を低減  

ソリューション その2:ZEISSのDuraVision®DriveSafe コーティング

ZEISS DriveSafeでは、運転中に眼が眩むような様々な状況を想定した特別なコーティングを新たに使用しています。DuraVision® Platinumコーティングと超撥水防汚機能を持っており、反射防止コーティングが運転用に最適化されています。ZEISSの DuraVision®DriveSafe コーティング は、450nm前後の波長の青色の高エネルギー可視光線部分だけを反射します。それにより ZEISSのDuraVision® DriveSafe コーティングは他の高級反射防止コーティングに比べ、ぎらつきによる不快感を最大で64%*低減します。

  • *従来型のZEISS高品質反射防止コーティングからDuraVision®DriveSafeコートに換えることによって、ぎらつきの問題を感じたテストドライバーが64%減りました。

最大43%広くなった** 中問部でダッシュボード、 ミラー問 の視線移動が容易になります。また最大14%広くなった ** 遠用部で、 道路を幅広く見ることができます。

最大43%広くなった** 中問部でダッシュボード、 ミラー問 の視線移動が容易になります。また最大14%広くなった ** 遠用部で、 道路を幅広く見ることができます。

ソリューションその3:遠近両用メガネ用のZEISS DriveSafe Lens設計

ZEISS DriveSafeの遠近両用レンズは、自動車をよりの運転をより快適に、より安全に運転しやすくするため、特別に作られています。最適化された視野範囲は、目の前の道路、ダッシュボード、バックミラーもしくはサイドミラーの間で目を移動した場合に焦点を合わせやすくするように設計されています。頭を水平に振らなくてはならない場面が減りました。同時に近用ゾーンは、メガネを一日中装着できるように、読書も含めた他の活動にも適した設計になっています。

まとめ:ZEISS DriveSafe Lensは、自動車の運転時に限らず、仕事をしたり、テレビを見たり、趣味を楽しんだりするときも、一日中装用するための理想的なソリューションです。


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    出典: シュトゥットガルトのFKFS、Research Institute of Automotive Engineering and Vehicle Enginesは、シュトゥットガルト大学と提携する独立した財団です。1930年創立のFKFSは、主な自動車メイカーやサプライヤーにサービスを提供する自動車工学の分野における最大の 主導的研究機関です。

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    情報ソース: 社内試験 (ドイツのツァイス本社社員)と外部装用者試験(スペインのアイケアプロフェッショナルと消費者)